iPhoneと並んでスマホ業界のツートップともいえる存在なのがAndroidスマホです。日本ではこれまでiPhoneがずっと優勢でしたが、世界ではどちらかというとAndroidの方がシェアが上回っています。そんな大人気のAndroidのスマホですが、「具体的にどんな特徴があるかと言われると説明に困る」という人は意外と多いのではないでしょうか。

そこでこの記事ではAndroidスマホの基本的な特徴とビジネスシーンで使える便利な機能について解説したいと思います。

Androidスマホの基本的な特徴とは

Androidスマホの基本的な特徴とは

Androidは緑色の「ドロイド君」と呼ばれるマスコットロゴで有名なOSですが、開発したのはGoogleです。iPhoneと大きく違うのは、このOSはGoogle社だけで利用するのではなく、HuaweiやSony、Samsungなど世界の様々なメーカーが使ってスマホを製造している点です。

日本においてはこれまでiPhoneがずっとスマホ市場をけん引してきていましたが、最近はAndroidのシェアが伸びてきていて、「MMD研究所」が行った5,000人規模の調査によると2018年8月時点でのAndroidの国内シェアは約40%でiPhoneのシェアは約35%でした。すでにAndroidがiPhoneを上回っていて人気が急上昇しています。

Androidの基本的特徴

Androidの基本的な特徴には以下のようなものがあります。

・導入費用が安い
まずAndroid携帯やタブレットはコスパに優れています。最新機種の新品であっても、スペックやメーカーによっては1万円前後で十分高機能なものが購入できます。2,3万円も出せば一昔前なら高級携帯にしかなかったようなスペックの商品が手に入ります。

・カスタム性が高い
Androidは自由にカスタムしやすく、例えばSDカードで簡単にストレージ容量を増やしたり、ファイルマネージャーで端末のファイルを自由自在に動かしたり、ランチャーアプリを使って画面全体の表示を変えたりすることができます。会社携帯とは言えある程度使用者の使い勝手を重視させたい場合はAndroidが便利です。

・耐久性がある
全てのAndroid携帯に言えることではありませんが、製品の中には軍が使えるレベルの耐久性を持つタフな携帯も発売されています。Android携帯を開発しているのが複数のメーカーであるという点が、こういった商品のバリエーションの豊富さを演出していると言えるでしょう。

Androidスマホのビジネスシーンで使える便利な機能

Androidスマホのビジネスシーンで使える便利な機能

Androidスマホを会社携帯として導入することを考えている企業は少なくないでしょう。Androidは世界のGoogleが開発しているだけあってやはり圧倒的な人気があり、端末のスペックもかなりのものがあります。また様々なメーカーから製造されているので種類も豊富なのは魅力です。Androidスマホを会社携帯として利用する上で、以下のような便利な機能は役に立つでしょう。

・Google系サービスの連動
Google社が開発してきたアプリにはビジネスシーンでも役立つ以下のようなアプリがあり、それぞれをグーグルアカウントで連動させることができます。

  • GoogleMap(地図アプリ)
  • Googleカレンダー(予定表)
  • Googleドライブ(クラウドストレージ)
  • Gmail(メールアプリ)

同じアカウントで簡単にログインでき、さらにMapとカレンダーなどアプリ同士が連携するので予定や場所の共有が簡単です。やはり会社では他の従業員同士との間でいろいろなやり取りがあるのでデータ共有のしやすさは大きなポイントになります。

・Androidビーム
iPhoneのAirDropに対応する機能はGoogleにもあり、「Androidビーム」で知られています。NFCという近距離無線通信とBluetoothが使えるスマホなら利用可能で、URLやドキュメント、連絡先などの共有が簡単です。

・Android enterprise(旧Android for Work)
Android enterpriseはAndroidの端末をビジネス利用するための管理機能のことで、リモートロックワイプ、初期化禁止、USBデバッグ禁止などビジネス専用端末として管理できるようになっています。また個人用と仕事用のタブにアプリを区別してデータが互いに干渉できないようにする機能もついています。「MDM・EMM製品」が対象端末ですが、ビジネスユースには便利です。

まとめ

Googleが開発したAndroidOSは今や世界中で圧倒的なシェアを持っていて、日本でもiOSを上回る勢いで人気が高まっています。導入コストが安いことやバリエーションが豊富なこと、ビジネスに便利な機能など会社携帯としては魅力的な要素がいろいろ詰まっているので、今後導入候補として大きな選択肢になるでしょう。