androidスマホと言えば世界中で人気が高いスマホですが、会社携帯として導入を考えている企業も少なくないでしょう。androidを開発したGoogleにはビジネス促進に役立つ様々なツールがありますが、すでにGoogleのサービスを導入している企業の場合、androidスマホを社員に支給することには大きなメリットがあります。

この記事ではandroidスマホを会社携帯としてすでに導入している会社の事例から、導入のメリットを解説したいと思います。

導入事例1:日本アジアグループの例

導入事例1:日本アジアグループの例

まずは「日本アジアグループ」の事例を見てみましょう。同社はエネルギー関連事業や空間情報コンサルティングなどのサービスを展開している企業です。通信コストが年々増えていたことをきっかけに、androidスマホの導入をはじめとする業務改革を行いました。導入したのは「GALAXY S III」でした。

日本アジアグループでは具体的に以下のようなソリューションをandroidスマホで実現しています。

・外出先での業務継続
同社は全社員にandroidスマホを配布しましたが、同時にデータをクラウドに置くようにシステムを構築しました。その結果、スマホやタブレットなどのモバイル端末を使って、必要なデータにいつでもどこでもアクセスできるようにしました。

・回線の集約
同社は全国各地に事業拠点がありますが、事業者間のやりとりのためにかつては固定回線やLAN回線、携帯、通信カードといった異なる回線が混在している状態でした。そこでスマホを導入して4つあった回線を1つにまとめた結果、コスト低減のソリューションになったようです。

導入事例2:中頭病院の事例

導入事例2:中頭病院の事例

androidスマホは医療現場でも活躍しています。「社会医療法人 敬愛会 中頭病院」ではかつて、PHSで内線電話やナースコール連携をしていましたが、androidスマホに切り替えることになりました。具体的な活用法としては以下のような点があげられます。

・スムーズな連絡環境を構築
androidスマホのWi-Fi環境を利用することで、職員が移動中にもスムーズに音声通話をできるようにしています。また、ナースコール機能もスマホに組み込むことで効率的にナースが動けるようにしています。画面に大きくナースコールの呼び出し表示がされるので、患者の取り違えもなくなったようです。

・患者の情報共有
医療現場では一刻を争う緊迫した場面が少なくありません。そこで、同病院ではスマホのカメラ機能を最大限に活用して、患者に関する情報共有をスムーズに行える環境をつくりました。カメラで患者の状態を鮮明に撮影して関係者の間で共有することで、適切な処置や判断ができるようにしています。

まとめ

androidスマホを会社携帯として活用している事例を2つ取り上げました。医療現場からエネルギー関連事業に至るまで、実にいろいろな分野でandroidスマホが活躍しているのが分かります。スマホは今や単なる電話ではなく、アプリケーションを通して様々なビジネスツールを提供する業務機器としての役割も持ち始めています。

androidスマホを開発している会社は世界中にあるので、今後ますますプライベートでもビジネスでも役立つ機能を持った端末が登場することでしょう。コスト面なども考慮しながら、業務効率化のツールとしてandroidスマホの導入を一度検討するのはいかがでしょうか。